
人間国宝(重要無形文化財保持者)とは、昭和30年に文化財保護法に基づき設けられた認定制度です。歴史上または芸術上価値の高い無形文化財の中で特に重要なわざを「重要無形文化財」に指定し、それを体現している人を「保持者」として文部科学大臣が認定することとなっています。
人間国宝は戦前の帝室技芸員を引き継いだ制度でもあり、皇室や社寺の製作奉仕に当たるとともに、伝統のわざを将来に伝える大きな役割を担っています。刀剣関係の人間国宝にはこれまでに、刀匠が6名、研師が5名、金工が1名認定されています。
刀匠 | |||
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高橋貞次 | 宮入昭平(行平) | 月山貞一(二代) | 隅谷正峯 |
天田昭次 | 大隅俊平 | ||
研師 | |||
小野光敬 | 本阿彌日洲 | 藤代松雄 | 永山光幹 |
本阿彌光洲 | |||
金工 | |||
米光太平光正 |