水神切兼光(すいじんぎりかねみつ)

  • 指定:重要美術品
  • 刀 銘 備州長船住兼光 康永二年十一月日
  • 長さ 2尺3寸(69.6cm)
  • 反り 9分2厘(2.8cm)

水神切兼光は上杉家に伝来した備前長船兼光の太刀で、水神を切った、という伝説の詳細は不明となっており、景勝公御手選三十五腰の一つにかぞえられる。

「上杉家刀剣台帳」
乾三十七号 銘文等:刀 備州長船兼光 康永三年十一月日 号銘等:水神切兼光 刃長:二尺三寸一分 外装:(なし) 景勝公御手選:(なし)指定月日等:重要美術品 昭和十二年十二月二十四日 備考:平造

乾第参拾七号
(欄外)「上ノ中」
一 水神切兼光刀 平打 白鞘
銘 備州長船住兼光 康永三年十一月日
長 弐尺参寸壱分 梵字剣護摩箸

御由緒

形状は、身幅広く重ね薄く、腰反りながら先反りごころつく。鍛えは、板目約み、地景入り、地沸細かにつき、直映りかすかに立つ。刃文は、匂出来僅かに小沸づき、中直刃ごころに小互の目、小足いる。表に三鈷柄剣、裏に梵字を大きく深く彫る。

(参考文献:日本刀大百科事典より転載・引用・抜粋)

(法量)
長さ 2尺3寸(69.6cm)
反り 9分2厘(2.8cm)

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