高価買取品目のご紹介

高価買取品目1最上作

最上作

刀剣における位列には「最上作」「上々作」「上作」「中上作」「中作」の五段階があります。最も上位に位置する刀工たちを意味するのが最上作です。

最上作の刀工は大変に技量が優れ、いつの時代であっても高値で取引が行われてきました。現代においてもその価値は持続され、それらは愛刀家であれば一生のうちに一度は手に入れてみたい垂涎の名刀となっています。

最上作の中には、古刀では「三作」として名高い粟田口吉光・相州正宗・郷義弘、新刀では東西の「横綱」と称された長曽弥虎徹興里・越前守助広などが挙げられます。

次の位列表は、藤代義雄先生が定められ、柴田光男先生が補足・追加されたものです。

古刀 (天慶-文保年間、938-1318年)
最上作(位列順)
藤四郎吉光 三条宗近 大原安綱 粟田口久国
一文字則宗 古備前友成 三条吉家 相州行光
粟田口国友 古備前包平 古備前正恒 粟田口国綱
古備前助平 古備前高平 備前光忠 一文字助宗
長船長光 藤源次助真 古備前信房 大原真守
一文字信房 豊後行平 粟田口国吉 新藤五国光
備前三郎国宗 粟田口国安 青江貞次 五条兼永
粟田口国清 粟田口則国 畠田守家 来国行
来孫太郎国俊 当麻国行 古備前遠近 古備前助包
青江守次 古備前助秀 青江恒次 一文字則包
一文字宗吉 一文字助房 番鍛冶吉房 一文字吉平
綾小路定利 粟田口有国
中古刀 (元応-長禄年間、1319-1461年)
最上作(位列順)
五郎入道正宗 彦四郎貞宗 郷義弘 来国俊
越中則重 左兵衛尉景光 筑州左文字 志津三郎兼氏
新藤次郎国広 長船兼光 長船長義 来国光
来国次
末古刀 (寛正-文禄年間、1460-1596年)
最上作(位列順)
和泉守兼定(之定) 次郎左衛門尉勝光 与三左衛門尉祐定 長船右京亮勝光
千子村正 孫六兼元 長船彦兵衛祐定 平安城長吉(初代)
新刀 (慶長-宝暦年間、1596-1763年)
最上作(位列順)
埋忠明寿 長曽弥興里 信濃守国広 野田繁慶
越前守助広 肥前忠吉(初代) 井上真改 南紀重国(初代)
山城大掾国包 一平安代 長曽弥興正 主水正正清
陸奥守忠吉 堀川国安 越前康継(初代)
新々刀 (明和-明治年間、1764-1875年)
最上作(位列順)
山浦清麿 大慶直胤 水心子正秀 左行秀
大和守元平

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高価買取品目2最上大業物

最上大業物

業物とは、名工が鍛えた切れ味のよい刀剣を言いますが、業物の位列にも「最上大業物」「大業物」「良業物」「業物」の四段階があります。その中で、最も上位に位置する刀工たちが最上大業物です。

試し斬りを数多く行った山田浅右衛門の経験に基づいて定められ、最上大業物の刀工は技量が優れるばかりでなく、刀剣のもう一つの魅力である「用の美」も兼備しています。幕末の動乱には、新選組の近藤勇が長曽弥虎徹興里を、土方歳三が和泉守兼定を探し求めたと言われています。

いずれも機能に優れ、美術的価値も高い作品です。現代においても最上大業物は人気が高く、さらに、試し斬りを行った記録が刻まれた金象嵌切断銘があるものも衆望されています。

長船秀光 長曽弥興里 多々良長幸 陸奥守忠吉(三代)
そぼろ助広(初代) 仙台国包(初代) 孫六兼元(初代) 孫六兼元(二代)
肥前忠吉(初代) 長曽弥興正 三善長道(初代) 三原正家(応永)
長船元重 和泉守兼定(之定)

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高価買取品目3正宗十哲

正宗十哲

刀剣を作風の上から大きく分類すると、発生の古い順に「大和伝」「山城伝」「備前伝」「相州伝」「美濃伝」の五つに分かれます。五カ伝の中でも、五郎入道正宗に代表される「相州伝」は最も高い人気を博しています。新藤五国光が創始した相州伝は、正宗が地景・金筋・沸を一層強調し完成へと導きました。

相州伝は相州鍛冶の藤三郎行光のほか、「正宗十哲」「貞宗三哲」と称される刀工が世に多くの名品を生み出し、「享保名物帳」に所載する名物も相州物が最多となっています。

相州物と人気を二分するのが「備前物」です。華やかな丁字乱れの刃文を焼く吉房・助真・則房らの一文字派や長船派の光忠・長光、畠田守家らに代表されます。

正宗十哲
郷義弘 長谷部国重 志津三郎兼氏 越中則重
備前兼光 来国次 備前長義 左文字
美濃金重 石州直綱 (彦四郎貞宗) (金剛兵衛盛高)
貞宗三哲
備前元重 山城信国 法城寺国光

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高価買取品目4人間国宝

人間国宝

人間国宝(重要無形文化財保持者)とは、昭和30年に文化財保護法に基づき設けられた認定制度です。歴史上または芸術上価値の高い無形文化財の中で特に重要なわざを「重要無形文化財」に指定し、それを体現している人を「保持者」として文部科学大臣が認定することとなっています。

人間国宝は戦前の帝室技芸員を引き継いだ制度でもあり、皇室や社寺の製作奉仕に当たるとともに、伝統のわざを将来に伝える大きな役割を担っています。刀剣関係の人間国宝にはこれまでに、刀匠が6名、研師が5名、金工が1名認定されています。

刀匠
高橋貞次 宮入昭平(行平) 月山貞一(二代) 隅谷正峯
天田昭次 大隅俊平
研師
小野光敬 本阿彌日洲 藤代松雄 永山光幹
本阿彌光洲
金工
米光太平光正

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高価買取品目5後藤家十七代

後藤家十七代

後藤宗家の作品は「御家彫」と尊称されています。室町期に足利8代将軍に仕えた後藤祐乗を鼻祖とし、幕末期の17代典乗に至るまで、装剣金工の宗家として栄えるとともに、将軍家はじめ織田信長・豊臣秀吉・徳川家康の各時代に「大判役」(金貨製造)・「分銅役」(計量)・「彫物役」(刀装具製作)に任命され、幕府からの信用も厚く、その名誉は不動のものとなりました。

さらに、他の大名家の御用金工師としても活躍し、名実ともに斯界の最高権威として400年の歳月、連錦として伝統を継承しました。本家のほかに分家がありますが、それらは「同苗彫」と区別して呼ばれます。

法名
初代 祐乗 正奥
2代 宗乗 武光
3代 乗真 吉久
4代 光乗 光家
5代 徳乗 光基
6代 栄乗 正光
7代 顕乗 正継
8代 即乗 光重
9代 程乗 光昌
10代 廉乗 光侶
11代 通乗 光寿
12代 寿乗 光理
13代 延乗 光孝
14代 桂乗 光守
15代 真乗 光美
16代 方乗 光晃
17代 典乗 光則

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高価買取品目6町彫

町彫

後藤家の作を「家彫」と称するのに対して、その他の金工の作品は「町彫」と称されています。町彫は、横谷宗珉が片切彫りを創始したのに始まります。町彫には華やかなものが多く、横谷宗珉、石黒政常・政美、大森英秀、柳川直政、浜野政随、一宮長常、河野春明や奈良派の奈良利寿・土屋安親・杉浦乗意らがいます。幕末三名工と称される後藤一乗・田中清寿・加納夏雄も高い人気があります。

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高価買取品目7肥後鐔

肥後鐔

肥後藩の細川忠興(三斎)公は戦国時代の名将であるとともに、父の幽斎と同じく教養人であり、和歌や茶事、兜の意匠もし、茶人としても有名で利休七哲の一人に数えらます。三斎公の指導の下、肥後の高い文化水準は装剣具史上でも光彩を放っています。肥後鐔は後世の愛好家から賞賛される幾多の名工を生み、数々の名品を伝えています。

鐔工は林・平田・西垣・志水の四家を主とし、いずれも藩主に仕え、代々繁栄し幕末に及んでいます。林家は林又七の鶴丸透が有名で、重光・藤八と続きます。平田家の平田彦三は赤銅・山銅・素銅などを用い、小田原覆輪を施したものがあります。西垣家の西垣勘四郎は初代・二代ともに名工で、二代の「田毎月」が名品として知られています。志水家の志水甚五は鉄地に真鍮を据紋象嵌した手法で猛禽捕猿・雨龍の図柄などがあります。

主派四家のほかに遠山・谷・三角・諏訪・坪井・神吉・万日坊の各派があります。ほかには三斎公が自ら製作した鐔や宮本武蔵の製作と伝える鐔も無銘ながら数点の現存品があります。

肥後鐔以外に、鉄鐔では金家・信家をはじめ、刀匠・甲冑師、尾張・金山・柳生、赤坂・京透などの人気が高いです。

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高価買取品目8重要刀剣

重要刀剣

保証付きで間違いがないということを意味する「折紙付き」という言葉があります。これはもともとは、江戸時代に刀剣の鑑定を行った本阿弥家が、正真のものに折紙形式の鑑定書を発行したことに由来します。本阿弥家の折紙は現代でも重宝され、名刀にはこの折紙がついているものが少なくありません。

現在は、公益財団法人日本美術刀剣保存協会が発行する保存鑑定書・特別保存鑑定書などが最も権威のあるものとなっています。さらに、重要刀剣・特別重要刀剣には、それぞれ国指定の重要美術品・重要文化財に準ずる作位が高いもの、また資料的にも貴重な品が指定されています。ほかには、個人で発行された藤代義雄先生、藤代松雄先生、柴田光男(喘喜堂)先生の鑑定書などもあります。

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