宮城県の刀剣買取の事例
私は宮城県石巻市で小さな商店を営んでいるSと申します。忘れもしない平成23年(2011)3月11日の東日本大震災では私の住む石巻市でも甚大な被害となりました。私の家と商店のあるところは少し高いところにあったのですが、それでも押し寄せた津波は人間の腰の高さくらいまでは来ました。幸い私も家族も怪我もなく無事で人的被害はありませんでしたが、商店の大型冷蔵庫が水没して駄目になってしまったのと、物置代わりに使っていた古い母屋が地震の揺れで倒壊してしまいました。
少しずつですが、人の手も借りて片付けをしていると倒壊した母屋から日本刀が出てきました。祖父に訪ねてみると確かに我が家に先祖代々伝わる刀だということでした。私の家は江戸時代は仙台藩伊達家の侍であったということで家に刀があるのも納得がいきました。早速、刀を半壊し母屋から取り出してみると合計で4振出てきました。刀が納められていた箱の中には登録証(銃砲刀剣類登録証)が入っておりましたが、どの登録証がどの刀のものなのか分からないので警察署で照合してもらうことにしました。警察署で応対してくれた担当の警察官の方は刀剣が趣味だそうでして1振ずつ懇切に説明して下さいました。なかでも、1振りは名のある刀工が打った名刀だということでした。
刀剣の売却を検討し始めましたが、近隣には刀剣店も刀を扱う骨董屋さんもありません。そこで、インターネットで検索して日本刀買取専門店つるぎの屋さんに相談することにしました。早速、4振を送付してみると海が近いせいか潮風で茎が痛んでいるということでしたが、刀身はそれほどに痛んでいないということでした。1振は名刀だといわれた刀があったので、どれのことかお尋ねすると「和泉守国貞」であるということでした。つるぎの屋さんでもこれは名刀ですと褒めてくださりました。地震と津波の被害にあって、冷蔵庫を買い換える代金にしたい旨を伝えると、可能な限り高値になるように努力して下さるということでした。まず、3振はそのままつるぎの屋さんに売却をお願いし、名刀といわれた「和泉守国貞」は名工で名もしられているので、審査に提出して特別保存の鑑定書をつけてから業者さんの市場(オークション)で売却してもらうことにしました。後日に、無事に鑑定書がついた「和泉守国貞」も売却してもらい、そのお代で冷蔵庫ほかを新調することができました。高値になるように色々とご協力くださいましてありがとうございました。
【宮城県の買取対応エリア】
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